浄国寺について
浄国寺について
浄国寺ではナムアミダブツとお唱えする口称念仏をお勧めし、ご縁ある先亡の方々の御供養「ご先祖供養」を行っています。お葬儀や年忌供養だけでなく、ご希望に応じて本堂でもお勤めすることができます。また、年2回の法要では多数のお塔婆回向でお参りをさせていただいております。
一度お寺用のお位牌を納めた方は、子孫がなくなった絶家でも置ける限り、お位牌を安置しています。本堂での読経は各家のお位牌に届いていると感じてもらえるのではないでしょうか?
当山浄国寺は九州の東側、瀬戸内海に端を伸ばした大分、「国東(くにさき)半島」の南寄りに位置しています。国東市安岐町は古来、海上交通の要衝でもあり、1300年以上前から、仏教文化が花開いた地でもあります。
その地に浄国寺が開かれたのは西暦1570年(元亀元年)のことです。450年ほどの伝統がございます。周りに千年以上の歴史を持つ寺院がある中ですが、開基以来、確かに浄土宗のお念仏信仰の灯を受け継いでおります。
浄国寺のご本尊は「阿弥陀如来 三尊像」です。それほど大きな仏像ではございませんが、開基当時の仏像が安置されています。三尊像とは中央に阿弥陀如来像を配し、両脇に観音菩薩、勢至菩薩の両菩薩を伴った仏像の形式で、国内で数多く作られています。浄土宗寺院のご本尊としても一般的です。
本堂内には、弥陀三尊のさらに両脇に善導大師、法然上人の像が安置され、外陣には浄国寺開山上人像、中興上人像、歴代のお位牌、開基片山家菩提所、とあり、特に目を引くのは、多数の位牌群です。古来、浄国寺のお檀家様は、家庭用、寺院用の二つの位牌を持ち、お寺の本堂に位牌を納める習慣があったようです。それに習い、現在でも800基以上のお位牌が位牌棚に並んでいます。
さて、浄国寺の正式名称は「亀鶴山 一千院 浄国寺」と長いものになります。読み方は「きかくざん かづちいん じょうこくじ」です。ほとんどの寺院で「山号 院号 寺号(さんごう いんごう じごう)」の3つの号をもって名付ける慣習に習っています。小高い山の上に立つ訳でもないんですが、山号があります。たまに、「亀鶴山」ってどこですか?」と尋ねられますが、思っているような山はございません。また院号の「一千(かづち)」は浄国寺の開基に深くかかわっています。浄国寺の開山莫無(まくむ)上人をお招きし、寺院としての伽藍を整えたのが、当時この地の有力者であった「片山越後守一千(かたやまえちごのかみかづち)」でした。その名前をとって院号としています。
その後、江戸時代に2度の火災に見舞われ、現在の本堂は天保年間に造立され、去る平成3年に主な柱と梁を残し大改修事業を行い、現在の本堂の姿となりました。
浄国寺所在地
-
- 住所
- 〒873-0202 大分県国東市安岐町瀬戸田461番地
-
- 電話番号
- 0978-67-0113 (FAX兼用)
-
- メールアドレス
- contact@jyoukokuzi.com
-
- 宗派
- 浄土宗
-
- 開基
- 元亀元年(1570年)
-
- 開山上人
- 実蓮社真誉莫無上人(じつれんじゃしんよまくむしょうにん)
-
- ご本尊
- 阿弥陀如来像
-
- 住職
- 現在 第二十一世住職 手嶋 秀法