浄土宗について

浄土宗について

浄土宗は承安5年(1175年)に宗祖法然上人によって開かれました。
法然上人は美作の国(現在の岡山県)に生まれ、比叡山で修業し、43歳で浄土宗を開きます。その後、阿弥陀仏を頼み、口に「南無阿弥陀仏」とお唱えする、専修念仏の道を弘め、建暦2年(1212年)80歳で、ご往生あそばされます。


浄土宗の総本山は京都市知恩院で、九州にも久留米市に大本山善導寺がございます。
宗紋(浄土宗の紋)は「月影杏葉」とよばれ、紋の下部の三日月型の模様が特徴的です。
また、本堂には「三つ葉葵」の紋も掲げています。これは、徳川家の家紋で、家康公の菩提寺が浄土宗であったことから、江戸時代に浄土宗寺院での使用が許可されていました。現在では長年にわたる、徳川幕府の庇護に厚い感謝の想いで掲げている寺院が多いと言われています。

現在、全国に6,500カ寺以上の浄土宗寺院があり10,000人以上の浄土宗教師(僧侶)が活動しています。

浄土宗の宗祖・法然上人は、1175年(承安5年)に浄土宗を、2024年(令和6年)に、浄土宗は開宗850年を迎えます。